なんとか格安でアプリ開発したい！といった問い合わせがあった際、予算をお伺いすると２０万円程度といったご返答をいただくケースも稀にあります。返
残念ながら２０万円以下の予算では、オーダーメードでアプリを開発する事は難しいです。
しかし、いわゆるテンプレートアプリを利用すれば、開発するアプリの種類によっては20万円以下の予算でも、格安でアプリ開発可能です。
今回は、格安でアプリ開発する上で役立つ、テンプレートアプリについてご紹介します。
格安でアプリ開発したい方は必見です！
目次
理由なき格安アプリ開発は危険！
テンプレートアプリに関してご紹介する前に、理由のない格安アプリ開発は危険ということを知ってもらいたいです。
アプリ開発について各社に見積もりを依頼し、「1社だけ極端に安い見積もりだった」という時は、なぜ他よりも価格が安いのか理由を必ず確認してください。
何故なら、格安である理由にしっかり根拠がない場合、安かろう、悪かろうになってしまうケースがほとんどだからです。
基本的にエンジニアの人月単価(1ヶ月のかかる費用)は、60 – 80万円程度かかります。ですので、3ヶ月以上の開発期間が必要なアプリ開発なのに100万円の見積もりで来た場合、思わぬ落とし穴が潜んでいる可能性があります。
格安である理由が、これから御紹介するテンプレートアプリを使う等、何かしら具体的な理由があるならば問題ありません。
しかし、ただ単に他で仕事がとれない、もしくは技術力がないエンジニアで、とにかく安い見積もりをだしているなんて場合は非常に危険です。
格安でアプリ開発を依頼できても、質の低い制作物となるだけでなく、最悪のケースではアプリ自体が完成しないリスクもあります。
ただ格安でのアプリ開発を追い求めると、発注者が痛い目をみてしまう恐れがあるので、高い見積もりでも、安い見積もりでも、しっかりと見積もり金額の根拠を確認することが重要です。
システム・アプリ開発の見積もりに関する詳細は下記ブログでもご紹介しています。
格安でアプリ開発できるテンプレートアプリとは？
テンプレートアプリに厳格な定義はないですが、一般的には「ノンプログラミングで、アプリを開発できるツール」といった意味で使われる事が多いです。Webサイトで言うなれば、WordPress(ワードプレス)のようなイメージです。
つまりテンプレートアプリのツールを用いれば、プログラミングに関する知識が無くても、用意されたテンプレートや機能を組み合わせる事で、比較的簡単にアプリを開発できます。
多くのテンプレートアプリでは、業種ごとにテンプレートや機能が用意されているため、簡単な店舗紹介用アプリであれば、十分ハイクオリティなものを開発できます。
以上の特徴があるため、テンプレートアプリを用いれば、ゼロからアプリ開発する場合と比べて、圧倒的に格安価格でアプリ開発できます。
テンプレートアプリのメリット
テンプレートアプリを利用するメリットは、主に以下の3つがあります。
アプリ開発を格安で行える
前述した通り、アプリ開発を格安で行える点が最大のメリットです。
ゼロイチでアプリ開発すると、内容にもよりますが300-500万円以上かかるケースが大半です。しかし一方で、テンプレートアプリを使う場合、テンプレートアプリの開発ツールにもよりますが、月額1-2万円程度で作れるものもあります。
価格面でいうと、テンプレートツールには圧倒的な優位性があると言えるでしょう。
素早くアプリをリリースできる
基本的にオーダーメードでアプリ開発する場合は、内容にもよりますが、仕様策定からローンチまで数ヶ月かかる事が多いです。
一方で、既存のテンプレートや機能を組み合わせてつくるテンプレートアプリは、ゼロからアプリ開発するよりも、圧倒的に早くリリースする事が可能となります。
素早くリリースできる点も、テンプレートアプリの大きなメリットと言えるでしょう。
自分でアプリの内容を編集できる
プログラミングの知識がなくても、まるでブログを編集する様にアプリを編集できる様なテンプレートアプリ制作ツールも数多く存在します。
そうしたツールを用いれば、エンジニアに毎回アップデート内容を伝えて作業してもらうよりも、圧倒的にコストと時間を短縮できます。
テンプレートアプリのデメリット
一方でテンプレートアプリには、以下2つのデメリットもあります。
カスタマイズに限界がある
テンプレートアプリでは、基本的に用意されたテンプレートや機能を組み合わせてアプリ開発を行います。そのため、カスタマイズには限界が出てしまいます。
アプリ開発を始める前に、自身の作りたいアプリの内容が、利用するテンプレートアプリ制作ツールで対応できるかを必ずチェックしましょう。
Appleの規制に注意する必要がある(今のところ問題ない)
Appleの規制に左右されやすい点も、テンプレートアプリのデメリットの一つです。
先日Appleは、「テンプレートを使用して制作するアプリをAppStoreから排除するかもしれない」と発表しました。
Appleのアプリ公開審査は結構厳しく、オリジナリティのないアプリは容赦なく排除してくる傾向があります。テンプレートアプリは比較的似たりよったりのアプリになる事が多いので、こういった指摘が公表されたと考えられます。
ただし、現在は特にテンプレートアプリがAppleで禁止されたといった事はありませんので、現時点で心配する事はないと思います。
テンプレートアプリでのアプリ開発が向いているケース
ホームページやブログの延長線上のアプリであれば、テンプレートアプリを用いたアプリ開発が向いています。
例えば、シンプルな店舗紹介アプリなどであれば、テンプレートアプリを用いた格安アプリ開発が可能となります。
私達もアプリ開発の問い合わせをいただいた際、ホームページの延長の様なアプリを開発したいという要望であれば、いつもテンプレートアプリの開発ツールをオススメしています。
つまり、最低限の機能が搭載されたアプリであれば、格安でのアプリ開発も可能となるのです。
テンプレートアプリでのアプリ開発が向いていないケース
格安でアプリ開発できるテンプレートアプリですが、すべてのケースに有効であるわけではありません。
特にアプリ自体が事業の優位性や差別化になる様なケースではテンプレートアプリによるアプリ開発は向いていません。
アプリを主軸としたスタートアップや新規事業を成功させる上では、他社アプリとの差別化やユニークな機能などが必要となるケースが殆どです。。しかしテンプレートアプリでは、搭載できる機能やカスタマイズに限界があるため、差別化やユニークな機能の搭載は困難です。
アプリのクオリティや機能で差別化が必要な場合は、テンプレートアプリでなく、自社でエンジニアを採用し開発するか、信頼できる開発パートナーを探し、オーダーメイドで開発したほうが良いでしょう。
有名なテンプレートアプリ開発ツールのご紹介
最後に、有名なテンプレートアプリ開発ツールを厳選して4つご紹介します。
どれも格安でアプリ開発する際には役立つツールばかりですので、是非ともご参考にしてください。
Yappli
Yappliとは、ブラウザ上で簡単にスマホアプリを開発できるテンプレートアプリ開発ツールです。
動作が軽いため、サクサク動くアプリを開発できます。また、iPhoneやAndroidなど、複数のアプリを一つの管理画面で開発できる点は非常に役立つ機能です。
クオリティの高い店舗紹介用のアプリや、eコマースなどを実現するアプリを、格安価格で開発できるので非常にオススメのツールです。
ModuleApps
ModuleAppsとは、企業の公式アプリ開発を支援するツールです。
このツールの特徴は、豊富にある機能(モジュール)の中から、必要となる機能のみを選択して組み込める点です。
格安価格かつ短時間で、自社に合うアプリをカスタマイズしながら開発できる点は非常に魅力的です。
専任担当者による運用サポートが豊富にある点や、サーバー開発不要でアプリ開発できる点も、このテンプレートアプリ開発ツールのオススメポイントです。
GMOアップカプセル
GMOアップカプセルとは、集客や販売促進に特化したオリジナルアプリを格安で開発できるツールです。
プッシュ機能やクーポン機能など、販売促進や集客に欠かせない機能をアプリ開発時に組み込むことができます。
また、顧客をグループ分けした上でクーポンやプッシュ通知を送れる機能もついているため、効率的なマーケティングの実行も可能になります。
アプスタ
最後にご紹介するアプスタも、集客や販売促進に役立つアプリ開発を可能とするツールです。
プッシュ通知機能やクーポン機能はもちろん、スタンプカード機能など、アプリ利用を促進する機能も組み込むことができます。
また、アプリで自社サービスや商品を購入できる機能も搭載できるため、売上高アップにもつながり得ます。
これだけ豊富な機能が搭載されたアプリを、格安で開発できる点は素晴らしいです。
最後に
今回は、アプリ開発を格安で行うメリット・デメリットや、格安でアプリ開発を行う方法などについてご紹介しました。
店舗紹介アプリなど、比較的単純な機能で事足りるアプリ開発であれば、テンプレートアプリを用いた格安開発は非常にオススメです。
しかし一方で、アプリ自体が差別化となる様な要新規事業やスタートアップでのアプリ開発に関しては、テンプレートアプリでのアプリ開発はオススメできません。
オリジナリティが重要な新規事業だからこそ、社内でエンジニアを採用するか、開発会社と手を組んで、本格的にアプリ開発を行う方が良いと思います。
私たちの会社では、新規事業に特化したアプリ開発を手がけています。
新規事業でアプリ開発を検討している方は、是非お気軽にご相談ください！
