アプリ開発の費用を考える際、ついつい初期開発費用に目が行きがちですよね。

しかしアプリ開発を行う際は、サーバー代や保守費用、運用コストなどが継続的に発生することを忘れてはいけません。

特に、機能追加を始めとしたアプリをより良くする為の継続的な改善には、多くの追加開発費用が発生します。

保守・運用コストの見積もりを怠った結果で、予算を確保できずにサービスを終了せざるを得ない事態に陥る可能性もあります。

今回の記事では、上記の事態を回避するために、アプリの運用コスト(保守費用)・維持費に関してご説明します。

アプリの運用コスト・保守費用ってなに?

アプリの運用コスト、保守費用ってなに?

アプリは開発して終わりではなく、継続的に「運用」・「保守」という作業が必要になります。当然ながら、運用・保守に関しても費用が発生します。

アプリの運用とは、「アプリが正常に作動しているか」「サービスを適切に提供できているか」を、日々確認・管理する行為を指します。アプリ運用の過程で生じる費用を、「運用コスト」と呼びます。

一方でアプリの保守とは、アプリで何か不具合や、トラブルが発生した際に、問題解決する行為を指します。アプリの保守で生じる費用は、「保守費用」と言います。

つまり運用コストは日々発生する一方で、保守費用は非連続的に発生します。

とはいえ、同じ意味で使われるケースも多いので、今回は明確に区別せずにご説明します。

アプリの主な運用コストっていくら位かかるの?

アプリの主な運用コストいくら位かかるの?

結論から言ってしまえば、アプリの内容や利用ユーザー数によって、発生する運用コストは異なります。

たとえば、オープン直後でほとんど利用ユーザーがいない状況では、最低限のサーバー費とドメイン費用程度しか発生しません。

一方で多くのユーザーが利用しているアプリの場合、サーバ費用も増加しますし、ユーザのリクエストに応じて、継続的に機能やコンテンツを追加する必要があるため、月70万円程度の運用コストが生じても不思議ではありません。

このように、どの程度の運用コストが生じるかはケースバイケースであるため、開発会社側と事前に費用面のすり合わせしておくのがベターです。

具体的には、追加開発のスケジュールや獲得予想ユーザー数に応じたサーバー代の目安などを、すり合わせしておくと良いでしょう。

アプリの主な運用コストの一覧を解説

ここでは、アプリの主な運用コスト・保守費用の一覧をご紹介します。

サーバー代

アプリをインターネットにつなぐためには、サーバー(各ユーザーにサービスを提供するシステム)を利用する必要があり、利用には毎月運用コストが発生します。

基本的にはユーザー数や通信料に応じて、サーバー代の値段は上がります。つまりアプリの規模が大きくなるほど、運用コスト(サーバー代)は高くなります。

サーバー代は開発直後から発生する運用コストなので、事前にどの程度コストが生じるかを把握しておきましょう。

ドメイン費用

アプリを運用するためには、インターネット上の住所に当たるドメインが必要です。

ドメインに関しては、取得時と更新時に運用コストが発生します。更新費用は、ドメインの種類や契約年数などによって異なります。

OSアップデート時の対応費用

AppleやGoogle社では、利便性を高めるために定期的にOSのアップデートを行います。

OSのアップデートが行われた際、これまで問題なく動作していたアプリに不具合が生じる場合があります。ユーザーへ不便をかけることを防ぐために、迅速に不具合を修正しなくてはいけません。

バグ・トラブル対応

アプリのリリースやバージョンアップの際には、バグやトラブルが生じるケースもあります。

アプリの利便性を高めるためには、バグが発見されたら迅速に対処しなくてはいけません。当然バグの対応時には、工数などに応じて運用コストが発生します。

また、顧客からのクレームなどのトラブル対応にも、運用コスト(人件費など)が発生します。

トラブル対応に運用コストを費やさなければ、低いレビューをつけられて、売り上げやユーザー数が減少する恐れがあります。そうした事態を回避するためにも、トラブル対応で生じる運用コストは軽視しないようにしましょう。

機能追加費用

ご存知の通り、アプリはリリースして終了ではありません。リリースしてからが本番であり、顧客のニーズを満たす為に継続的に改善する必要があります。

機能追加費用については、下記で詳しくご説明します。

アプリの運用コストで一番大きいものは何か?

機能追加や改善費用が一番大きい

アプリの運用コストで一番大きいものは何か?

いきなりですが、以下の表にある数字が何を表しているか分かるでしょうか?

3.63.011/22/2018
3.62.011/14/2018
3.61.011/07/2018
3.60.010/30/2018
3.59.010/18/2018
3.58.010/03/2018
3.57.109/25/2018
3.57.009/20/2018
3.56.109/18/2018
3.56.009/14/2018

これは、2018年9月から11月までの3ヶ月間に、メルカリのiOSアプリがバージョンアップされた日付です。

見れば分かる通り、1ヶ月に3回のペースで、バージョンアップしています。ちなみにAndroid版のアプリでも、ほぼ同じペースでバージョンアップし続けています。

最初のリリース時点で、完璧にユーザーのニーズを満たすアプリはほとんど存在しません。ユーザのフィードバックを元にアプリの改善を続けなければ、ほとんど利用されないゾンビアプリになってしまう可能性が高いです。

多くのユーザーに利用されるヒットアプリを作る為には、メルカリアプリのように、アップデートによる継続的な改善が必須です。

継続的な改善費用は、最も大きいアプリの運用コストになります。よってアプリ開発を行う際は、最初の開発費用だけでなく継続的な改善も踏まえた上で、予算計画を立てなくてはいけません。

継続的な改善や機能追加をするのであれば、規模感にもよりますが、最低でも月50万円以上の運用コストは確保しておいた方が良いでしょう。

対応OSが増えると運用コスト(保守費用)が倍増する可能性も

対応OSが増えると運用コストが倍増する可能性も

OSごとにアプリを開発するので、最初からiPhoneとAndroid版のアプリを同時リリースすると、保守費用や機能追加費用が倍近く増えてしまいます。

プロジェクトにもよりますが、最初はiPhoneアプリにフォーカスして開発し、ある程度アプリ運営が軌道に乗ってから、Android版のアプリを展開する形がオススメです。

こうすることで、アプリ運用コストの過多な発生により、事業運営が立ち行かなくなるリスクを低減できます。

OSとアプリの運用コストの関係をさらに詳しく知りたい方は、以下の記事をご参照ください。

最後に

今回の記事では、アプリの運用コストや保守費用などに関してご紹介しました。

社内での開発にしろ、外注での開発にしろ、アプリの運用コストについて、予めしっかりと把握した上でプロジェクトをスタートするのがベストです。

精度の高いコスト見積りをする為には、開発者サイドとしっかりプロジェクトの内容について認識をすり合わせすることが必須です。ですので、開発会社に外注する際は、しっかりとコミュニケーションがとれるかどうかも重要視しましょう。

私達、techpartnerは新規事業のアプリ開発に特化したシステム開発を行なっています。

新規事業としてアプリ開発を検討される際は、お力になれるので是非お声がけ下さい!!

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